中国が輸入している一部の化学製品について価格が不当に抑えられているとして「反ダンピング関税」を課すとしたことを受け、林官房長官は内容を精査して「適切に対処する」と述べました。

林官房長官 「中国政府に対し、これまで累次にわたり日本企業による対象製品は中国の国内産業に損害を与えていないため、反ダンピング関税措置を付加課税すべきでない旨を申し入れてきたところであり、今般の措置の内容を精査のうえ適切に対応してまいりたい」

 また、林長官は影響を受ける日本企業への対応については「国内外の影響を精査し適切に対応していく」と強調しました。

 中国政府は日本などから輸入している「ポリアセタール樹脂」について不当に安く輸入されるダンピングが行われているとして、対抗措置として19日から追加関税を課すことを発表しています。

 ポリアセタール樹脂は自動車部品や電子機器などの素材として広く使用されています。