天皇皇后両陛下が6月19日から20日にかけて広島県を訪問されます。終戦80年の慰霊などが目的です。

 天皇皇后両陛下は6月19日午前、羽田空港から特別機で広島県に向かわれます。

 午後、広島市の原爆死没者慰霊碑に花を供えて拝礼し、その後、被爆遺構展示館を初めて視察されます。

 また、平和記念資料館で被爆者らと懇談される予定です。

 20日午前、両陛下は11年前に大雨による土砂災害で関連死も含め77人の犠牲者を出した広島市の安佐南区を訪れ、豪雨災害伝承館で被災者らと懇談される予定です。

 その後、原爆養護ホームで入所者と懇談し、夜には皇居に戻られます。

 両陛下がそろって広島に訪問されるのは即位後、初めてです。

 戦後80年の慰霊として両陛下は4月に戦争末期の激戦地だった硫黄島を日帰りで訪れたほか、6月4日から1泊2日で愛子さまも一緒に沖縄県を訪問される予定です。