政府は夏の参議院選挙から台湾に住む日本人のために新たに在外投票所を設置することが分かりました。

 政府関係者によりますと、投票所は台北市と高雄市にある台湾の窓口機関「日本台湾交流協会」に設置する方向で調整されています。

 日本は台湾を国家として承認していないため、大使館などの在外公館がありません。

 これまでは、有権者は投票用紙を事前に請求して日本にある選挙管理委員会に郵送するか、一時帰国するしか投票方法がありませんでした。

 そのため、台湾在住の有権者は約1万7000人に対し、選挙人登録は1000人ほどにとどまっていました。