宮城県富谷市の新たな特産品として、はちみつが注目を集めています。2025年最初の収穫作業が行われました。

 富谷市では、8年前から市役所の屋上にミツバチの巣箱を設置してはちみつを収穫しています。

 上野比呂企アナウンサー「2024年は過去最高の年間400キロのはちみつが採れたということなんですが、今シーズンは100%の個体が越冬できたということで、更に上回ることが期待されています。屋上には、約20万匹の蜂がいるということです」

 23日は、若生富谷市長や市民ボランティアなど約20人が参加して、2025年初めての収穫作業を行いました。

 19の巣箱からはちみつがたまっている木製の枠を取り出し、遠心分離機にかけて40.9キロを収穫しました。

 糖度は一般的なはちみつと比べ、5度ほど高い約85度と濃厚な味わいです。

 ボランティア「格別ですね、本当に。ハチたちが一生懸命集めてきた蜜をいただいたと思うと本当に感激しました」

 若生裕俊富谷市長「この周辺は桜の花が多いので、これほどおいしいはちみつはなかなか味わうことはできないと思っております」 富谷市役所屋上でのはちみつの収穫は、7月末まで行われます。採れたはちみつは、6月から富谷市のスイーツ店などで販売されます。