2024年に仙台市に宿泊した人の数は650万人を超え、過去最多となりました。外国人宿泊者の数が大きく伸びています。
仙台市によりますと、2024年の仙台市の宿泊客数は650万8856人でした。
2023年に4年ぶりに600万人台を回復しコロナ前の水準に戻っていましたが、更に50万人ほど伸ばし過去最多を更新しました。
数字を押し上げたのは訪日客で、仙台空港への定期便の増便や円安の影響で外国人宿泊者数は約55万人と21万人余り増え、こちらも過去最多でした。
例年は観光需要が伸び悩む5月から6月にかけて、仙台市ではポケモンGOフェストや東北絆まつりといった大型イベントが開催されたことも影響したとみられます。
郡仙台市長「本当に大きなイベントなどには外国人の方々を含めて、おいでいただけたと思っております。宿泊税も活用させていただきながら観光施策を強力に展開して参りたいと思います」
仙台市では2025年度からの3年間、年間680万人の宿泊を目指すことにしています。
こうした中、宮城県では6月から外国人観光客を対象としたハイグレードなバスの運行が始まります。その名もグランドサン・アンド・ムーンです。
より自由な旅を楽しんでもらおうと、貸し切りバスや乗り合いバスを運行する会社がサービスを始めます。
通常は30人ほどが乗車できる小型貸し切りバスですが、グランドサン・アンド・ムーンは最大10人乗りで車内を広々と使ったぜいたくな空間が特徴です。
重信友里リポートアナウンサー「高級感漂う広々とした座席。そしてフットレストに、座席のリクライニングまで。これは快適な旅ができそうです」
車内には冷蔵庫が備えられ冷たい飲み物をいつでも味わえるほか、スーツケースなどの大きな荷物を収納できる広いトランクスペースも完備されています。
料金は1日約10万円からです。松島や蔵王などの人気スポットはもちろん、自分たちで行先を決められる自由さも魅力の1つです。
大新東名取営業所田村篤人所長「和気あいあいと皆さんで乗っていただく。カラオケをしたり好きな映画を見たり、自由な使い方ができることが一番のメリット」
旅行会社担当者「すごく乗り心地が良くて、広々としていて気持ちよかったです。アジア圏の富裕層のお客さんに、リラックスできる乗り心地のいい車に乗せて東北の良さを伝えたい」
ハイグレードバスは5月26日から予約が始まり、6月1日から運行されます。