鉄板の人気を誇る「物産展」。今、注目は王道の「北海道」や「沖縄」だけじゃありません。

■“福岡だけ”物産展 魅力全開

 福岡県のソウルフード「焼うどん」に、72時間かけて作り上げたくるくるの鶏皮。

 そして、福岡ブランド「あまおうソース」をぜいたくに使った映えるかき氷。今、福岡だけの物産展が話題を呼んでいます。

 福岡グルメの祭典が行われているのが池袋の東武百貨店。

福岡出身の人(20代) 「(Q.福岡県の物産展は珍しい?)めちゃくちゃ珍しい。誇りに思いますよ。これだけおいしいものがあるんだぞってアピールできていいかな」

 福岡県には単独開催を可能にするだけの魅力があるのです。例えば、グルメ旅行で行きたい都道府県ランキングでは堂々の第2位。そんな福岡グルメの王道といえば、やっぱり「めんたいこ」。

南里正信商店 南里正信代表 「これでもかってくらいのめんたいこが入っているからぜひ食べてほしい」 「(Q.まさに主役?)私じゃないんです。コロッケが主役」

 その場で揚げたコロッケは衣がきめ細かく、中には明太子がびっしり。あえて粒々感を残し、食感も楽しめるように工夫しています。

50代の人 「めんたいこがいっぱい入ってておいしそうだった」 「福岡とかめったに行けないので食べてみたいと思ってきました。楽しいし(福岡に)行ってみたくなりました」

 “福岡欲”をさらに加速させるのがこちら。その名も「めんむす」。国産の「めんたいこ」がたっぷり。見た目にもこだわった一品です。

20代の人 「どこ食べてもめんたいこが食べられておいしかった」 30代の人 「家が近いのもあって、福岡県(の物産展)なのでおいしいものを買おうかと」

中島商店 荒川剛さん 「地元福岡のコメを使っていて、コメも今高いので、正直ギリギリなんですけどおいしく食べていただきたい」

 そして、初夏に外せないのがかき氷。福岡のブランド「あまおう」を使ったソースがたっぷり。かき氷の周りには、なにやらぬいぐるみがずらり。 SNSでも人気の「ぬい活」です。

 製氷会社直営だけにフワフワ。

■名産“糸島”のカキ

 そして今回、注目なのが福岡の楽園「糸島」。福岡市のすぐ隣、海と山に囲まれた自然の宝庫。名産の海の幸が牡蠣(かき)です。

元福岡県民(80代) 「(糸島は)牡蠣が有名なの。 牡蠣小屋ってご存じ?海岸にずらっと並んでいるところ糸島の海岸」

 物産展で味わえるのが牡蠣を丸ごと使った、ぜいたくなコロッケ。牡蠣の旨みがギュッと詰まっています。

40代の人 「いただきます。すごくクリーミーでおいしい」

 糸島のタイを使った漬け丼。コメも糸島産。まさに地産地消グルメです。

東武百貨店 池袋本店 催事企画課 高橋佳大主任 「単県でできる物産展は数少ない。そのなかでも福岡県は魅力がたくさん詰まっている地域。うまかもん、よかもん、すごくたくさん用意しております」