年金改革法案を巡り、自民・公明の与党と立憲民主党は基礎年金の底上げを付則に盛り込むことで大筋合意しました。3党は30日までに衆議院通過を目指す方針です。
自民党 田村元厚生労働大臣 「実務者同士ではですね、大筋合意となりました。何とか法案の衆議院での成立に向かって努力していく」
立憲民主党 長妻代表代行 「何とかまず年金改革の一里塚として、これは国会で成立させるべきだというふうな私たち立場」
焦点となっていた基礎年金の底上げについては、4年後の公的年金の財政検証で給付水準の低下が見込まれる場合に「措置を講ずる」などと付則に盛り込むことで合意しました。
与党側が立憲の求める修正を受け入れた形です。
正式な合意に向けて調整を進めたうえで、今国会での法案成立を目指します。