小泉農林水産大臣は、備蓄米を保管する倉庫業者が今回の大量放出によって見込んでいた収入が得られなくなる可能性があることについて「どのような対応が可能か検討したい」と述べました。

小泉農水大臣 「倉庫業者の方々からは今回の備蓄米の売り渡しに対して見込んでいた収入が得られないという声も伺っているところです。どのような対応が可能か農水省内で検討して参りたいと考えています」

 衆議院の農林水産委員会で、自民党の鈴木貴子議員は「備蓄米の大規模放出で東京ドーム4つ分を超える分の倉庫ががら空きだ」と指摘し、保管料の補償措置が必要との認識を示しました。

 小泉農水大臣は政府備蓄米の保管倉庫は民間流通米の保管先として利用できることをよく周知していきたいと述べました。

 そのうえで、倉庫業者の現場に配慮し、農水省として対応できるか検討するとしました。