JR中央線で、運転士が車掌を乗せないまま列車を出発させてしまうトラブルがありました。この影響で16分の遅れが出ました。
JR東日本八王子支社によりますと、28日午後6時11分ごろ、中央線の高尾駅発・甲府駅行きの普通列車が梁川駅に到着した後、駅のホーム上で70代女性が転倒しました。
車掌がこの女性の救護のため列車を降りましたが、運転士に連絡をしていなかったため、運転士は車掌を乗せないまま発車しました。
運転士は次の鳥沢駅に着いた際にドアが開かなかったことで、車掌の不在に気付いたということです。
代わりの車掌がこの列車に乗って運行を再開しましたが、このトラブルにより最大16分の遅れが出て、およそ170人に影響がありました。
JR東日本八王子支社は「お客さまには、大変ご迷惑をお掛けしました。今後、社員指導の徹底をはかり、安全安定輸送に努めて参ります」とコメントしています。