宮城県の石巻漁港には、今シーズン初めてとなる遠洋一本釣り漁船が入港しました。

 静岡県の一本釣り漁船、第31永盛丸が5月14日から31日までにかけて、千葉県銚子沖の海域で釣り上げたビンナガマグロ約280トンを水揚げしました。サイズは7キロほどと、やや小ぶりものが中心です。

 釣り上げてすぐにマイナス20℃の液体で凍結させるため、鮮度が良さが特徴です。

 里見淳漁労長「広くビンナガマグロが見えているので、結構豊漁の年だとは思います。消費者の皆さんも、おいしく召し上がっていただければ幸いです」

 水揚げされたビンナガマグロは、缶詰などの加工品や刺身用などとして全国のスーパーなどに出荷されるということです。

 ビンナガマグロの一本釣り漁は7月まで続き、その後はカツオ漁に切り替え11月ごろまで操業する予定です。

 2035年の遠洋マグロとカツオの水揚げは、前年と同じ約2000トンを見込んでいます。