パレスチナ自治区・ガザの支援物資の配給拠点周辺でイスラエル軍が発砲し、27人が死亡しました。同じ配給所の近くでは2日前にも31人が死亡する事案が起きていて、国連が非難しています。

 ガザ保健当局によりますと、ガザ地区南部のラファで3日、アメリカが主導する支援物資の配給所に集まった住民に向けてイスラエル軍が発砲し、27人が死亡、161人以上がけがをしました。

 イスラエル軍は部隊に近付く人々に対して警告したうえで発砲したと主張しています。

 ガザ保健当局は、1日にも同じ配給所の近くでイスラエル軍の攻撃によって31人が死亡したと発表しています。

 一連の攻撃を受けて国連人権高等弁務官事務所は3日、声明で「民間人に対する攻撃は戦争犯罪に該当する」と非難し、調査を求めました。