1人の女性が生涯に産む子どもの数、合計特殊出生率の最新の数値が公表されました。宮城県は2024年、1.00と全国ワースト2位で6年連続で過去最低を更新しました。

 厚生労働省によりますと、2024年の宮城県の合計特殊出生率は1.00で、前年から0.07ポイント下がり6年連続で過去最低を更新しました。

 都道府県別では、東京都の0.96に次いで全国で2番目に低い数字です。

 全国平均は1.15で、最も高かったのは沖縄県の1.54です。

 村井宮城県知事「まずは出生率を上げるということも重要なのですが、子どもの全体の数、出生数を増やすということに力を入れていきたい。子どもの数が減らないようにしていくということの方が、私は重要じゃないかなと」

 県は合計特殊出生率が低い要因について、若い世代の結婚率が低いことや女性が1人目の子どもを産む年齢が遅いことなどを挙げていて、AIを使ったマッチングサービスの提供や不妊検査費用の助成などの対策をしています。