建設分野の最新技術を紹介する大規模な展示会が、仙台市宮城野区で始まりました。
展示会は東北地方整備局や建設業界の団体などでつくる実行委員会が毎年開催していて、34回目です。
会場の夢メッセみやぎには、全国の建設関連企業など384団体がブースを出して最新の技術を紹介しています。
川村彩音記者「遠隔で操作ができるショベルカーです。私が今操縦しているのは、山形市の現場です」
デジタル化は建設業界でも進んでいて、実際の災害現場でも使われたこの機械は、インターネットがつながる場所であれば世界中どこからでも操作ができ、安全性に加え人手不足の解消にもつながります。
電気で動く遠隔のクレーン機械は、騒音が少なく排気ガスが発生しないため屋内でも安心して使えるということです。
このほか、宇宙開発関連など幅広い分野の技術が紹介されていて、訪れた人たちは興味深そうに担当者の話を聞いていました。
来場者「ICT関係の重機とか測量関係は会社に持ち帰って、導入を検討してもらえればと感じた」「授業でもやっていないような物や機械がいっぱいあるので面白いなと。実際の説明を聞いてこれからの授業や将来に生かしていきたい」
東北技術事務所佐藤英樹副所長「これらの技術をたくさん使っていただいて、生産性の向上や担い手不足といった課題を解決するようになっていければいいなと思います」
この展示会は、5日まで開催されています。