東京・世田谷区にある分譲マンションの耐震性などに問題があるとして所有者らが建て替えの義務があることの確認などを求め、販売した東急不動産に対し裁判を起こしました。

 4日、東京地裁に建て替え義務があることの確認などを求め東急不動産に対して裁判を起こしたのは、分譲マンション「東急ドエル・アルス世田谷フロレスタ」の所有者や管理組合などです。

 訴状などによりますと、東急不動産はマンションの耐震性などに重大な欠陥があるとして、2021年に所有者らに対し建て替えを提案しましたが、その後、解体に応じるよう求めたということです。

 原告の男性は会見で「建て替えということで仮住まいを我慢していれば元に戻れると期待していたが、裏切られた」などと訴えました。

 東急不動産は「訴状が届いてないのでコメントは差し控える」としています。