告発文書を作成した元県民局長の私的情報が漏洩(ろうえい)した問題で、兵庫県の斎藤元彦知事は、自らの給与減額幅を50%にする案を県議会に提出しました。
兵庫県 斎藤元彦知事 「保有文書を適正に管理すべき立場にある組織の長として責任を重く受け止め、自らの身を処して、県民の信頼回復に努める」
兵庫県で、疑惑告発文書を作成した元県民局長の私的情報が漏洩した問題で、第三者委員会は前総務部長が漏洩に関与したと認定し、斎藤知事らの指示があった可能性が高いと結論付けました。
知事は自身の関与を否定していますが、漏洩の責任を取るとして、2021年に初当選した際、公約に基づき実施した給与30%カットを来月から3カ月間50%カットにする案を提出しました。
一方、一部の県議からは「給与カットでは済まされない」「辞職するのが責任の取り方だ」などの声が上がっており、各会派は対応を検討しています。
採決は来週12日に予定されています。