中国の民主化運動が武力で弾圧された天安門事件から36年が経ち、台湾では追悼集会が開かれました。

 台北市中心部の広場には4日夜、大勢の市民らが集まり、36年前の天安門事件で犠牲になった学生らを悼みました。

 集会は台湾の人権団体の主催で、事件が起きた1989年にちなみ、午後8時9分から黙祷(もくとう)が捧げられました。

 ANNの取材に対して、参加者からは「中国で忘れ去られようとしているのなら、少なくとも台湾では忘れてはならない」「中国で起きた事件だが、台湾の人にとっても重要な出来事だ」という声が上がりました。

 頼清徳総統はSNSで4日、台湾は「民主主義と自由を守る」と投稿しています。