山梨県北杜市で、ヒマラヤ原産の珍しい青いケシの花「メコノプシス」が開花し、訪れた観光客の目を楽しませています。

 山梨県北杜市にある宿泊観光施設「清泉寮」の森の中に咲いているのは、「ヒマラヤの青いケシ」として知られる日本では珍しい「メコノプシス」という花です。

 開花してからわずか3日ほどで散ってしまうため、「幻の花」とも言われています。

 「メコノプシス」はヒマラヤ原産で、標高の高い地域に自生する高山植物なので、日本では栽培が難しいとされています。

 標高およそ1500メートルに位置する「清泉寮」では、2009年に花を咲かせることに成功し、現在およそ160株のメコノプシスが植えられ、職員が丁寧に育てています。

「初めて見たんですけれども、思っていたよりも大きな花で、とてもきれいですてきだなと思う」 「ここだけ別空間みたいな感じで、秘密の花園みたいですてきだなと思いました」 「鮮やかでこういう青といってもいろんな青があると思うんですけど、すごく鮮やかなので、すごくいいなと思いました。菖蒲(しょうぶ)とかとはまた全然違う感じ」

 訪れた観光客は、ガラス細工のように透き通った青い花をスマートフォンやカメラで写真を撮るなどして楽しんでいました。

 「清泉寮」では今月22日まで、「メコノプシス」を公開しています。