仙台市の旅行業者が企画したイベントで返金トラブルが相次いでいる問題で、旅行業者がホームページを更新しトラブルについて謝罪する文書を初めて掲載しました。

 青葉区の旅行会社ハローワールドと、その同一組織とみられる一般社団法人宮城復興支援センターが企画した小学生が留学生などと交流するイベントで、参加費などが返金されないケースが200件以上確認されました。 宮城県は6日、ハローワールドに対し複数の法令違反があったなどとして旅行業者の登録を取り消しています。

 こうしたなか、宮城復興支援センターは9日までにホームページを更新し、ハローワールドの名前で一連の問題について初めて謝罪しました。

 そして「コロナ禍の影響も受ける中で資金繰りの悪化で今後の事業の見通しが立たない」として「6月以降の旅行事業を停止する」と発表しました。

 ホームページでは問い合わせ用の専用フォームも公開されていて、参加費の返金を受け取っていない人や取引先などに対して、順次対応するとしています。