トランプ関税を巡る日米協議についての与野党党首会談で、立憲民主党の野田代表は「二国間だけでなく国際的な枠組みで対峙すべき」と訴えました。

立憲民主党 野田代表 「二国間で一生懸命やるだけではなくて、もっとマルチの国際的な枠組みを使って、アメリカにある種自分たちの主張を通すための包囲網を作っていくような努力をすべきではないか」

 野田代表は日米交渉の進捗状況を内閣不信任案の提出の判断材料の一つにする考えで、今の時点で提出するかどうかについては「決めていない」と述べるにとどめました。

日本維新の会 前原共同代表 「国益を損ねてまで妥協するのが一番、駄目なことだと思います。相手の弱点もしっかりと見極めながら日本の国益を最大限に勝ち取る。交渉をしていただきたい」

 日本維新の会の前原共同代表は「合意には程遠いと感じた」と述べつつも、石破総理大臣に対して「頑張ってもらいたい」と激励しました。

国民民主党 玉木代表 「もう自動車にはすでに25%の関税がかかっているので、その影響を受ける自動車関連産業に対してしっかりと対策を打ってほしい」

 国民民主党の玉木代表は「非関税障壁についてどこまでできるのか石破総理に考えて欲しい」と求めました。

共産党 田村委員長 「率直に言えば無茶苦茶な相手の交渉、だからこそ筋を通した毅然(きぜん)とした姿勢で(トランプ関税の)全面撤回を求める、こういう姿勢を持つことが必要」

 共産党の田村委員長は「国民に向けて説明するなら国会で予算員会を開くべき」と強調しました。