イスラエルとイランの攻撃の応酬が続いてホルムズ海峡が封鎖される懸念が出るなか、林官房長官はエネルギー供給への影響を「高い緊張感を持って注視していく」と強調しました。
林官房長官 「ホルムズ海峡の封鎖の可能性について予断を持ってお答えすることは差し控えますが、政府としては我が国のエネルギー安定供給への影響などについて、引き続き高い緊張感を持って注視していく考えです」
林長官は「中東地域の平和と安定は我が国にとっても極めて重要だ」としたうえで、「すべての関係者に最大限の自制と事態の沈静化を強く求めている」と述べました。
ホルムズ海峡はイランとオマーンに挟まれ中東の産油国からのエネルギー輸送の要衝で、「オイルロード」と呼ばれる多くの石油タンカーが行き来する航路上にあります。
日本は原油の大半をこのルートから輸入していて、中東情勢の悪化によって仮に封鎖されれば産業や国民生活に大きな影響がでることになります。