イスラエルとイランの攻撃の応酬が続くなか、両国に滞在する日本人の退避が検討されています。市民の避難を妨げるような偽の情報も出回っていて、当局が注意を呼び掛けています。

 イラン革命防衛隊は、17日早朝にイスラエルの対外情報機関「モサド」と軍事情報部「アマン」の施設を攻撃したと発表しました。

 イランのタスニム通信は多数の高官らが死亡したと報じています。

 日本政府はイランに滞在する日本人を陸路で退避させる方法を模索していて、近く希望者を募るということです。

 イスラエルからは隣国ヨルダンに貸し切りバスでの出国を検討し、19日に実施する予定です。

 イスラエル国家サイバー局によりますと、軍からの警告を装った偽のメッセージが送信されているという通報が多数あったということです。

 シェルターにテロ攻撃の可能性があるため滞在を避けるよう促すものや、「ガソリンスタンドで24時間、燃料の供給がなくなる」など不安をあおる内容でした。

 当局は、市民の混乱を目的としたものだとして注意を呼び掛けています。