港町気仙沼の風景を1日1枚描き続けているイラストレーター、山本重也さんの展示会が宮城県気仙沼市で開催されています。
地域の夏祭りにサンマ船の出船送り、そして冬の海に現れる気嵐。
気仙沼市の男山本店で開催中の展覧会には、気仙沼市在住のイラストレーター山本重也さんが1日1枚ずつ描いた気仙沼の日常風景、365作品が展示されています。
1日1枚の風景画、展覧会が開催されるのは前年に続いて2回目です。
大阪市出身の山本さんが気仙沼市に移住したのは2年前です。震災を知らない自分が気仙沼を描くことに、後ろめたさを感じたこともあったといいます。
山本重也さん「1年経って前年個展をやった時に色々な方が見に来て、お礼を言われたり今の気仙沼を受け入れることができたという言葉をもらえて、それで良かったんだと自信を持って2年目は描けるようになった。僕が良いと思うことを描けば、皆さんも喜んでくれる」
訪れた人「見た目でパッとこの場所が分かるのが、題名がなくても分かるというのがすごい」「気仙沼にいて気仙沼の魅力に気付けていないことがこれを観て思った。山本さんの絵を見て気仙沼って悪くないじゃんって思った」
山本重也さん「こんなにたくさん地元の絵を描いてくれてありがとうございますと声掛けしてもらえるので、描いてきて良かったなと思います」
展示会は入場無料で、22日まで開催されています。