家族について秘密主義を貫いてきたロシアのプーチン大統領が孫娘の存在を初めて明らかにしました。
プーチン大統領 「孫娘は北京出身の先生と中国語で流暢(りゅうちょう)に話します。流暢にね」
プーチン大統領は18日、外国人記者との会合で中国語を学んでいる孫娘がいると明らかにしました。
独立系メディアは次女のカテリーナ・チホノワ氏の子どものことだろうと指摘しています。
この日、開幕したサンクトペテルブルク国際フォーラムでは、そのプーチン大統領2人の娘もスピーチなどを行いました。
長女で内分泌学者のマリヤ・ボロンツォワ氏は医療技術の発展に伴う倫理の問題を巡る会合で司会を務めました。
次女のチホノワ氏は制裁下におけるロシア経済についてスピーチし、様々な技術の国産化が成功しているなどと指摘しました。
フォーラムには他にもショイグ安全保障会議書記の娘ら政権幹部の子どもが多く参加していて、「クレムリン・エリートの子どもたちのショーケース」とも指摘されています。
25年に及ぶ長期支配によってプーチン政権全体が高齢化するなか、世襲を見据えた動きだとみられます。