新人消防士が約30キロを歩く強歩訓練が、仙台市で行われました。消防士として必要な気力と体力を養います。
強歩訓練に参加したのは、宮城県各地の消防本部で4月に採用された消防士86人です。
災害などで道路が寸断され消防車両が使えなくなった時に、歩いて現地に向かい人命救助などを行えるように毎年実施されています。
参加者たちは30℃を超える厳しい暑さの中、仙台市宮城野区の宮城県消防学校と津波で被害を受けた仙台市若林区荒浜地区の往復約30キロをホースなどを持って歩きました。
消防士「苦しい状況だったが仲間が声を掛け合ってくれたので、荒浜まで来ることができた」
参加者たちは、午後5時まで約9時間をかけて全ての行程を歩き切ったということです。