リフォーム業者を名乗り正規の点検を装って訪問する点検商法の相談が、宮城県で増えています。

 「住宅点検で釘が出ていたので」Tシャツの男はリフォーム業者を名乗ります。
 住人「にこやかな顔で、裏のお宅に工事に来ている者だけどお宅の屋根のトタンの釘が浮いているのを見たので、お知らせに来ました、と」「裏の家の工事はしてないです。まったくのうそです」

 リフォームを断ると訪問者は。「はい、じゃあよろしくお願いします」
 脚立を積んだ車に乗り込み、帰って行きました。

 このように、リフォーム業者をかたる不審な訪問に関する相談が、宮城県では2024年に217件寄せられています。

 宮城県警生活安全企画課芳賀幸治犯罪抑止指導官「今直さないと雨漏りするなどと、実際壊れていない物も壊れていると装って不安をあおる」

 中には家族の情報や家の間取り、資産などを聞いてくる場合もあると言います。

 宮城県警生活安全企画課芳賀幸治犯罪抑止指導官「不要であればしっかりと断って、直接の面接とかは避けていただきたい」

 もし契約してしまった場合も、契約書面を受け取った日から原則8日間以内に書面などで通告すればクーリングオフが可能です。
 消費者ホットライン188や、警察の相談専用ダイヤル#9110で相談を受け付けています。