政府は東シナ海の日中の中間線の近くで中国による新たな構造物を設置する動きがあったことを確認し、抗議したと発表しました。同様の動きが確認されたのは2カ月連続です。
構造物を設置する動きが確認されたのは東シナ海の日中の中間線の中国側の海域で、資源開発に関わる動きとみられています。
外務省の金井正彰アジア大洋州局長は24日、「極めて遺憾だ」として中国大使館の施泳次席公使に強く抗議したうえで、東シナ海のガス田の共同開発に向けた条約交渉を早期に再開させるように強く求めました。
同じ海域で新たな構造物を設置する動きは先月に続き2カ月連続で、外務省によりますと、こうした構造物の設置は20基目だということです。