ライフラインの老朽化に社会的な関心が高まる中、仙台市青葉区で地域住民が水道管の更新工事を見学しました。
青葉区川平のコミュニティセンターでは、近隣の住民を対象に工事の手順や耐震機能を備えた水道管についての説明会が開催されました。
市の職員から水道管は複数つなぎ合わせることで、地盤の変動に合わせて柔軟に形を変えられることや、新しい水道管は引っ張る力が加わっても内部にある突起が機能して水道管同士が離れにくく耐震性に優れていることなどが説明されました。
仙台市水道局では、過去に漏水があった場所など優先順位をつけてAIも活用しながら水道管の更新工事を行っていて、約4500キロメートルの水道管のうち年間40キロメートルの更新を目指しているということです。
説明を受けた後、住民たちは工事現場に移動し地中1メートル程の場所で行われる耐震機能を備えた水道管の敷設作業を見学しました。
住民「大変な工事だと思いますよね、掘り起こすのがまず大変ですよね。安心というかありがたいなと思いますよね」「こんなに地震に強い管があるんだなっていうことが勉強になりましたし、水道使っている市民としては安心だなと思いました」
仙台市水道局では、今後も地域の人たちが水道管工事への理解を深めるための活動を検討していくということです。