福島県沖地震のグループ補助金をめぐる口利き事件で有罪判決を受けた、元宮城県議会議員の仁田和廣被告が判決を不服として仙台高裁に控訴しました。
元県議会議員の仁田和廣被告(74)は2021年から翌年にかけて、福島県沖地震で被災した企業へのグループ補助金をめぐり、水産加工会社の依頼で県職員に働き掛け、見返りに現金50万円を受け取った罪に問われていました。
仙台地裁は10日「謝礼として現金を受け取った」として懲役2年執行猶予3年の判決を言い渡していましたが、仙台地裁によりますと仁田被告は判決を不服として24日付で仙台高裁に控訴したということです。
仁田被告は一審で「復興のための正当な政治活動で、受け取った現金は政治献金だった」として一貫して無罪を主張していました。