仙台医療圏の病院再編をめぐり、宮城県富谷市が実施した総合病院の公募について、2件の応募に市民は歓迎していますが、課題もあるようです。

 仙台市のベットタウンとして発展してきた富谷市はの病院の公募に、2つの事業者が応募しました。

 富谷市民「富谷市は大きな病院が無いからね。救急で運ばれる時は皆、仙台市に運ばれるから」「大きい病院は、遠い(仙台市の)長町とかに行ったりしているので、大きな病院があると。色々な科が入って安心ですよね。小児科だけではなく」

 若生裕俊富谷市長「市民の皆さんが、良かったという喜びの声をたくさんいただきます。行った先々で市長さん良かったねっていう」

 一方で、病院誘致には交通の便という課題も残っています。

 富谷市民「富谷は交通の便が悪いでしょ。

宮城交通のバスも1時間に1本しか無いしね。それに夜遅くなるとバスも無いしね」

 富谷市では、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅から病院までシャトルバスを運行する予定ですが、市民の車以外の交通手段は課題があります。

 若生裕俊富谷市長「新しい病院に全て負担を課すだけでなくて、我々行政もですね(周辺含む)4市町村もしっかりと支援をしますし、連携したいと思っていますし」

 富谷市では、7月22日までに応募書類の提出を求め、医療関係者ら6人の審査委員会で8月20日に最終的な候補を決める予定です。