俳優を目指す女性らに乱暴した罪に問われている映画監督の男が、被告人質問で「一方的な思い込みだ」と主張しました。
映画監督の榊英雄被告(55)は2015年と2016年に、当時20代の女性2人に対し「演技指導」などと称して乱暴した罪に問われています。
3日の裁判では被告人質問が行われ、榊被告は「監督の立場を使ったことはないし、一方的な思い込みです。夢破れたのかもしれませんが、ショックです」「一方的ということは絶対にないです」などと主張しました。
これまでの裁判で榊被告は起訴内容を否認する一方、検察側は「権限がある被告から役をもらえなくなってしまうなどと危惧して、指示に逆らうことができなかった」などと指摘しています。