去年、日本被団協にノーベル平和賞を授与したノルウェー・ノーベル委員会のフリドネス委員長が「国の指導者たちは被爆者の声に耳を傾けてほしい」と核廃絶を訴えました。

ノルウェー・ノーベル委員会 フリドネス委員長 「核軍縮と平和の原動力となった80代、90代の被爆者との出会いは本当に感動的で、やる気を起こさせるものでした」

 今週に来日し、広島と長崎を訪問したフリドネス委員長は、改めて被団協への2024年ノーベル平和賞授与が「適切な時期で適切なことだったという思いをさらに強くした」と感想を述べました。

ノルウェー・ノーベル委員会 フリドネス委員長 「私たちは、地球上のどの国の指導者たちにも、核兵器がそもそも使用されるべきではないという被爆者の声に耳を傾けてもらいたい」

 また、日本でも核武装が議論される状況にフリドネス委員長は被団協が訴えてきた、いわゆる「核のタブー」が脅威に晒されているとしたうえで、被爆者の声を聞くことがこれまで以上に必要だと訴えました。