イスラエルなどによるイラン核施設への攻撃によって延期されていたイランと欧州3カ国による核協議が再開され、協議を継続することで合意しました。
イランとイギリス、フランス、ドイツによる外務次官級の核協議は、25日にトルコのイスタンブールで実施されました。
イランの副外相は終了後にSNSへの投稿で、「最近のイランへの侵略に関する欧州3カ国の立場を厳しく批判しつつ、スナップバックを含む我々の原則的な立場を説明した」と明らかにしました。
そのうえで、今後も協議を継続することが合意されたとしています。
この核協議は6月にイスラエルとアメリカがイランの核施設を攻撃したことで延期されていました。
欧州3カ国は8月末までに具体的な進展がなければ、イランへの制裁を復活する「スナップバック」を発動させると警告してきました。
ただ、イギリスのフィナンシャル・タイムズは、イランがアメリカとの核協議を再開するなど条件を満たせば、制裁復活に向けた判断の期限を数カ月延期する用意があると伝えています。