埼玉県八潮市の道路陥没事故から半年です。下水道管の工事は現在も続いていて、近隣住民はにおいなどの問題に直面しています。
近隣住民 「換気ができないのは特に影響を受けていて、陥没事故が起きた1月以降はほとんど(窓を)開けていない」
1月28日、八潮市で下水道管の老朽化により道路が陥没してトラックが転落しました。
下水道管に取り残されていた男性運転手(74)は5月に死亡が確認されました。
県によりますと、下水道管の全面復旧に向けた工事は現在も続けられていますが、完了までに5年から7年かかる見込みだということです。
近隣住民 「陥没発生の1週間前くらいに引っ越してきた。これから始まる新しい生活をワクワクしながらいたが」 「においがすごいので朝起きた時に気分が悪かったり、めまいや頭痛がする。(埼玉県は)健康被害については補償しないとはっきり言われた」
県は、住民説明会の際、事故以降に発生した事業の損失に対しては補償する方針を示しています。