NASA(アメリカ航空宇宙局)で全職員の20%余りにあたる約3900人が退職を届け出ました。

 複数のアメリカメディアによりますと、NASAの全職員約1万8000人のうち、20%余りにあたる3870人ほどが27日までに退職を届け出ました。

 トランプ政権が進める早期退職プログラムに応じた形です。

 これでNASAの職員は約1万4000人に減る見通しです。

 NASAの広報官は声明で「よりスリムで効率的な組織になり、月や火星への探査能力を維持するためにバランスを取る」と発表しました。

 アメリカの政治専門サイト「ポリティコ」によりますと、専門的なスキルを持つ職員が退職することによって、数十年の経験が失われる可能性があると指摘しています。