ロシアの専門機関は今回の地震で、千島列島やカムチャツカ半島で5メートルから6メートルほどの津波が確認されたと明らかにしました。

 ロシア科学アカデミーによりますと、千島列島とカムチャツカ半島で5メートルから6メートルほどの津波が目視で確認されました。

 現地メディアは、当局が津波による住宅地への大きな浸水はなかったと確認したと報じています。

 また、数人が負傷するも重傷者はいないとの報道も出ています。

 ロシア大統領府のペスコフ報道官は「地域の災害に対する備えが適切だったことを証明した」と、地震による死者は出ていないことを強調しました。

 一方、現地の保健当局によりますと、複数人が医療支援を要請し、救急隊への通報が増加しているということです。