随意契約による備蓄米について購入を申し込んだ事業者からキャンセルなどが相次ぎ、その量が合わせて1万トンを超えていることが分かりました。

 キャンセルなどが相次いでいるのは6月11日から申し込みが始まった総枠12万トンの2021年産備蓄米です。

 農水省によりますと、大手小売りのトライアルカンパニーなど20の事業者が申し込んだ量を減らしたりキャンセルしたりしていて、その量は約9000トンに上ります。

 このほか、5月下旬に申し込みを受け付け始めた備蓄米についてもキャンセルなどが出ていて、6月の受付開始分と合わせると、キャンセルの量は1万トンを超えているということです。

 農水省は備蓄米の出庫や配送の遅れが主な理由だとしています。