楽天イーグルスアンバサダー銀次さんが、本気でプロ野球選手を目指す子どもたちと野球合宿。銀次さんの熱い想いを次世代の選手たちに伝えました。

 銀次さん「アップも体を慣らすアップじゃなくて、トレーニングだと思ってやるようにしてください。ただ、こうやって動かしているだけじゃ全然意味が無い」

 銀次さんが熱い言葉で語りかけたのは、小学4年から6年生までの野球選手たち。8月5日から3日間、宮城県利府町で行われた野球合宿には40人が参加しました。

 「東北からプロ野球選手を輩出したい」そんな銀次さんの夢を実現するため立ち上げた銀次ベースボールプロジェクト。その第1弾として企画されたのがこの合宿です。

 楽天OBの塩見さんと石橋さんも投手コーチとして協力しています。

 銀次さん「野球人口が減っている中で、こうやって来てもらって自分が教えることに意味があるだろうし、東北からプロ野球選手が出ることによって東北も盛り上がるだろうし」

 今回集まったのは、将来プロを目指している志の高い選手たち。プロになるためのヒントを得るため合宿に参加しました。

 「みんなプロになりたい?」「なりたいです。めっちゃなりたい」

 東北からの参加者が大半ですが、京都や静岡、中には沖縄から来た選手も。嘉手苅志優君は、楽天の2軍キャンプ地にもなっている久米島から来ました。

 嘉手苅志優君「僕が保育園児の時に銀次さんが久米島にキャンプで来てくれて、かっこいいなと思ってプロ野球選手を目指すようになって」

 ずっと憧れていた銀次さんを目の前にして思わず笑顔になる嘉手苅君。この合宿で大きな刺激を受けたといいます。

 嘉手苅志優君「うまい選手がいっぱいいるので、その人の良いところをいっぱい盗んで、久米島に持って帰りたいと思いました」

 銀次さん「キャンプ地にもなっている所なので、すごくうれしいし、島から野球選手が出たら盛り上がるだろうし、そういうのを目指しながらやっているので」

 プロを目指す子どもたちに銀次さんが伝えたのは技術だけではなく、気持ちも大事だということ。勝負に勝つための心構えを、体を使って表現しました。

 銀次さん「次の塁を狙わないと今の時代勝てない、強くなれない。だから、塁を回った時には『おっしゃセカンド行くぞ』みたいな『行くぞ行くぞ行くぞ』みたいな。野球がうまいだけじゃプロにはなれない。気持ちも強くないと駄目。自分が持っているものを伝えていければいいなと思っています。大人になった時に『銀次が小学生の頃、ああ言っていたな』と思い出してもらえるだけで、将来につながるのかなと思います」