14日午前、北海道斜里町の羅臼岳で登山中の20代の男性がクマに襲われて行方不明になっています。

 午前11時すぎ、羅臼岳で20代の男性から「友人がヒグマに襲われた」と警察に通報がありました。

 警察によりますと、この男性と一緒に登山をしていた20代の男性が行方不明となっていて、クマに襲われて登山道の脇に引きずり込まれていったとみられるということです。

 北海道警のヘリコプターが上空から捜索していて、道警の山岳救助隊や地元のハンターが救助に向かうということです。

 警察などは羅臼岳にいる35人ほどの登山客をヘリコプターなどで救出しています。

 北海道では先月、福島町で新聞配達中の男性がクマに襲われて死亡したほか、江差町でスイカが食い荒らされる被害が相次いでいます。

 知床財団によりますと、今月12日に羅臼岳では登山者がクマと至近距離で遭遇し、撃退スプレーを噴射したものの、その後も数分間、クマに付きまとわれたということです。