北海道斜里町の羅臼岳で下山中にヒグマに襲われ、遺体で発見された男性について警察は「全身多発外傷による失血死」だったと発表しました。
東京都の26歳の会社員・曽田圭亮さんは羅臼岳を友人と下山中にヒグマに襲われ行方不明となり、15日に遺体が発見されました。
曽田さんの遺体は下半身の損傷が激しく、ほかにも全身に傷があったということです。
警察は曽田さんの死因は「全身多発外傷による失血」だったと発表しました。
警察によりますと、友人は曽田さんから200メートルほど離れて歩いていて「助けて」という声を聞き駆け付けると、ヒグマと格闘している曽田さんを見つけました。
友人は追い払おうと一緒にヒグマを殴りましたが、曽田さんは太ももから出血しそのまま林の中に引きずり込まれていったということです。