なり手不足の深刻化や高齢化が課題となっている消防団員について知ってもらおうと、宮城県名取市でPR活動が行われました。

 26日朝、JR名取駅では消防団員らが通勤や通学で駅を利用する人たちに消防団の活動を紹介するちらしを配り、入団を呼び掛けました。

 消防団員は、普段は様々な職業に就きながら火事や災害があった時には非常勤特別職の地方公務員として活動に当たり、団員の中には大学生もいます。

 しかし、宮城県の消防団員の数は年々減少していて震災前に比べ2割以上少なくなっています。

 名取市消防団斎藤巌団長「消防団員の役割が大きくなってきている。(災害時に)避難誘導もお知らせしないといけないが、重要性は分かっていてもなかなか団員になってくれる人が少ない。皆さんに活動していただければ」

 名取市では、400人の定員に対して45人不足しているということです。