これからの時期に増える毒キノコの危険性について、東北農政局が仙台市の幼稚園で園児に注意を呼び掛けました。

 秋にかけて、毒キノコを誤って食べたり触ったりして食中毒などが多く発生します。

 真っ赤で変わった形のキノコは、宮城県にも多く自生するカエンタケです。触っただけでも炎症を起こす猛毒を持っています。

 職員「カエンタケは3グラム、1円玉3枚分食べただけでも大人が死んでしまうくらいの強い毒があります」

 このほかにも、シイタケに似た形で夜は緑色に光るツキヨタケにも注意が必要と呼び掛けました。

 子どもの場合、公園で遊んでいる際に毒キノコに触れるケースもあります。園児たちは野生のキノコは絶対に触らない、採らない、食べないことを約束しました。

 園児「んー、危険」「お手手痛い痛いになるキノコ。死んじゃったり病気になっちゃうから」

 東北農政局農産安全管理課千葉武敏課長「子どもが見つけた場合には、大人の方にお知らせするのが非常に重要かと思う」

 宮城県では2019年以降、27人が毒キノコで食中毒を発症しています。