18日、大阪市のビルで消防隊員2人が死亡した火災を受けて、仙台市消防局が類似した建物を対象に特別査察を行っています。
18日、大阪市中央区のビルで火災が発生し消火活動中の消防隊員2人が取り残され、死亡しました。
火災現場のビルは、2023年の立ち入り検査の際に火災報知器の設置状況など6項目について、違反が指摘されていたということです。
この火災を受け、仙台市消防局は仙台市にある類似した建物のうち、過去3年以内に行われた立ち入り検査で指摘された項目がある38の建物で、27日から特別査察を始めました。
特別査察では、指摘した項目の改善状況や避難経路を確認するほか、火災が起きた際の建物内での消防隊員の通信手段などを改めて検討するということです。
27日は、青葉区国分町の建物に青葉消防署の署員らが特別査察に入りました。
仙台市消防局宍戸仁規制指導課長「市民が利用するための安全性の確保や、今回は消防隊員2名が殉職したということもありますので、実際に活動する消防隊員の安全性の確保について今回の特別査察を通じて確認したい」
仙台市消防局による特別査察は、10月末まで行われます。