クマの目撃が相次いでいることを受け、宮城県は8月末までとしていたクマ出没警報の発令期間を9月末まで延長しました。

 県によりますと、宮城県では8月に入ってから26日までにクマの目撃情報が150件寄せられていて、過去5年間の平均を27件上回っています。

 名取市ゆりが丘周辺では、11日以降クマの目撃が相次いでいることを受けて捕獲用の箱わなが設置されました。

 県によりますと、クマの餌となるブナの実が不作となる見通しで食べ物を求めて行動範囲を広げるクマが増え、今後も出没が多くなることが見込まれるということです。

 県は朝夕の行動を避けることや、生ごみを放置しないことなどを呼び掛けています。