5日の宮城県は、非常に激しい雨が降りました。石巻市雄勝や気仙沼では、観測史上最大の雨量を記録しました。雨のピークは過ぎましたが、引き続き土砂災害に警戒してください。
前線などの影響で、宮城県では非常に激しい雨が降りました。5日の明け方までの3時間に降った雨の量は石巻市雄勝145.0ミリ、女川129.0ミリ、気仙沼111.5ミリを観測しました。石巻市雄勝と気仙沼では、観測史上最大を記録しました。
鈴木暁人記者「雄勝町の国道です。山の斜面から水が勢いよく流れ出し、道路に土砂が散乱しています」
石巻市と女川町、気仙沼市、南三陸町には土砂災害警戒情報が出されましたが、5日午前9時半までにすべて解除されました。
石巻市雄勝地区と南三陸町歌津地区には、避難指示が出されました。
交通機関にも影響が出ました。三陸自動車道の歌津ICと岩手県の陸前高田長部ICの間が上下で通行止めになりました。
JR在来線は、石巻線の渡波と女川の間の上下で始発から運転を見合わせましたが、5日午前9時に再開しました。
雨のピークは過ぎましたが、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けています。