石破総理大臣は、「党内に決定的な分断を生みかねない」として自民党総裁を辞任すると正式に表明しました。

石破総理大臣 「まだやり遂げなければならないことがあるという思いもあるなか、身を退くという苦渋の決断を致しました。党内に決定的な分断を生みかねないと考えたからであり、自民党の皆さまにはその思いを共有していただき、ともにこの難局を乗り越えていただきたい」

 決断の理由については、アメリカとの関税協議に「1つの区切りがついた」と説明しました。

 新総裁が選ばれるまでは「果たすべき責任を着実に果たす」と強調し、次の総裁選には出馬しない考えです。

 自民党は、この後、臨時役員会を開いて対応を協議する予定です。

 党幹部は、党員投票も含めたフルスペックで総裁選を行う場合は、最短で10月上旬になるとの見通しを示していて「ポスト石破」に向けた動きが本格化します。