自民党内ではポスト石破を巡る動きが一斉にスタートしました。

 (政治部・澤井尚子記者報告)  いち早く名乗りを上げたのは去年の総裁選にも出馬した茂木前幹事長です。

自民党 茂木前幹事長 「これまで党や政府で様々な経験をさせていただいた私のすべてをこの国に捧げたい」

 そして、若手の議員からは早速、小林元経済安保担当大臣に出馬を求める声が出ています。

自民党青年局次長 山本大地衆院議員 「執行部を一新するような方がいいなと思っているので、小林鷹之さんに出て頂きたいなというふうに思っています」

 一方で、去年の総裁選では2位でしたが、党員票では最も人気のあった高市前経済安保担当大臣も出馬に向けた準備を始めているとみられます。

 石破内閣の中からは林官房長官、小泉農水大臣の名前が挙がっていて、2人出れば票が割れるとして、一本化すべきという声も出ています。

 ただ、旧岸田派の関係者によりますと、林長官は出馬の意向を固め、周囲に伝えたということです。

 小泉大臣も出馬に意欲があるとみられ、去年の総裁選で支援したメンバーを中心に水面下で動き始めています。

 一夜明け、自民党の再生に向けた戦いが始まりました。

 小泉氏と高市氏の2人が優勢とみられ、決戦投票もにらんだ多数派工作が繰り広げられることになります。