先月の全国の企業の倒産件数は8月としては12年ぶりに800件を超えました。

 先月の企業倒産件数は805件と前の年から82件増えました。

 前の年を上回るのは3カ月連続で、8月としては12年ぶりに800件を超え、負債総額は1143億7300万円と、前の年を1割以上上回りました。

 また、人件費の高騰などで高い水準が続く「人手不足」関連の倒産は23件と、8月では初めて20件を超えました。

 東京商工リサーチは「新たな人材の採用には賃上げは避けることができないが、物価高などで賃上げの原資の確保が難しい状況では、資金繰りの悪化に直結しかねない」と分析しています。