仙台市宮城野区のスポーツ施設で金属製の車止めポールが盗まれた事件で、逮捕された会社員の男が「他にもやっている」などと容疑を認める供述を始めたことが、警察への取材で分かりました。
窃盗の疑いで逮捕された仙台市青葉区台原の会社員、佐藤健一容疑者(57)の身柄が、12日に仙台地検に送られました。
佐藤容疑者は8月、宮城野区のスポーツ施設にあったステンレス製の車止めのポール1本などを盗んだ疑いが持たれています。
警察の調べに対し当初は「自分がやったかどうかは分かりません」と容疑を否認していましたが「他にもやっている」などと容疑を認める供述を始めたということです。
盗まれたポールは、宮城県の金属買い取り業者に売られていました。今回の物とは別に、8本のポールも同じ業者から押収されています。
仙台市の公園などでは、金属製のポールが100本以上盗まれる被害が明らかになっています。警察は、これらの事件にも佐藤容疑者が関わったとみて捜査しています。