ロシアとベラルーシが大規模な軍事演習を行う一方、西側諸国ではロシアの無人機が領空に侵入する事態が相次ぎ緊張が高まっています。

 ロシアとベラルーシは4年ぶりに大規模な合同軍事演習「ザーパド」を行っています。

 ロシア側は緊張を高めるものではないと主張していますが、ヨーロッパ全域を射程に収める新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の訓練も行われる予定です。

 こうしたなか、NATO(北大西洋条約機構)の加盟国、ルーマニアは13日、ロシアの無人機が領空に侵入し、戦闘機2機が緊急発進したと明らかにしました。

 数日前にはポーランドの領空にもロシアの無人機が侵入しています。

 前回4年前の軍事演習には20万人が参加し、5カ月後にロシアが、ウクライナへの軍事侵攻を開始していることから西側諸国は警戒を強めています。