パレスチナを巡る会合が国連総会に合わせて開かれます。議長国フランスの国連大使がANNの単独取材に応じ、「国家承認は状況を変え得る強力なメッセージだ」と強調しました。

 22日の会合はフランスとサウジアラビアが議長を務め、イスラエルとパレスチナの「2国家解決」に向けて各国の首脳らが議論します。

フランス ボナフォン国連大使 「会合の意義は実行可能で具体的かつ現実的な和平案を提示することで、過激派から主導権を奪うことです」

 ボナフォン国連大使は「ガザの現状は悲劇的で行動を起こすべきだ」と訴えます。

 会合では新たにおよそ10カ国が承認を表明する見通しです。

「フランスやイギリスをはじめとした国々がパレスチナを国家承認するという政治的な意思表示は極めて強力なメッセージになります。外交において平和に向けた原動力はこうした決断とムーブメントによって生み出されるのです」